これまでに3回、「オンラインで話してみよう〜みんなが“聞いた“戦争体験」を開催したところ、大変好評だったため、去る5月2日(日)、第4回を開催しました。加えて、第4回からイベント名を変更し、「継承カフェ〜みんなが聴いた戦争体験〜」としました。
本イベントは、前回と同様、全参加者で第一部、第二部合わせて2名のお話を伺いました。お話のテーマは以下の通りです。
〈第一部〉語られなかった戦争証言ー広島で被爆した母のことー
〈第二部〉「慰安婦」問題を知っていますか?ーインドネシア・スラウェシ島のおばあさんたちを訪ねてー
今回の参加者は20名でした。前回より、学生が少なく、20代から70代の方まで、多様な世代の方々が多くご参加いただきました。
また、今回のブログでは、第一部と第二部の内容をまとめたものを、皆様にお届けしたいと思います。
第一部では、大牟田聡さんから、自身の祖母と母の語られることはなかった広島での被爆の戦争証言を語っていただきました。被爆を体験した祖母と、その祖母から生まれた母は、被曝に関すること、被爆者への差別や結婚・出産への不安などは、語ることはありませんでした。また、息子である大牟田さん自身、「これは触れない方がいい」と思ったこと、そして祖母と母を苦しめた核への憎しみが、ふつふつとこみ上がったそうです。これらを大牟田さんは、誰か一人でも、伝わればいいと願いを込め、記者として発信をされてきたそうです。

第二部では蒔田直子さんから、慰安婦に関するお話をしていただきました。蒔田さんは、韓国だけではなく、アジア各国の性奴隷にされてきた女性たちに会いに行かれました。性暴力によって人間としての尊厳を汚された女性たちに心からの謝罪を求め、活動をしています。「慰安婦」問題は、政治や国だけの問題ではなく、その時代に生きた女性たちの人生、そして人としての人権に対する問題であると語っていただきました。戦時の性暴力は、性欲を満たすためばかりではなく、戦争の道具であり、この「慰安婦」の問題は決して他人事ではありません。

そして、本イベントでは、質疑応答や感想を第一部第二部後、20分ずつ交わし合うといった時間を設けました。質疑応答や感想の一部を紹介したいと思います。
第一部で、ご質問が多かったのは、
「当事者意識を持ってもらうにはどうしたらいいのか?」
「若い人に伝えるにはどうしたらいいのか」
というような意識に関する質問が多く寄せられました。
大牟田さんの答えとしては、「一緒に学ぶことで、何も知らないよりは全然いい」また「千人に一人でも、伝わればいい」と回答していただきました。
第二部の質疑応答や感想では、
「改めて、この問題に対する意識や考え方が変わった」
「当時襲われたのは、幼い少女たちだったということにショッキングだった」
というようなご感想が寄せられました。
蒔田さんは、「一人一人の尊厳ある女性たちへの心からの謝罪を求めており、裁判を起こして、日本の政府のように慰謝料で済まされていい問題ではない」といった回答をしていただきました。
本イベントに参加してくださった方々の満足度は、前回同様高く、多くが「満足した」「ある程度満足した」とアンケートにて回答いただきました。
以下は、アンケートから一部感想を抜粋して紹介します。
〈感想〉
・私が教員を目指し、平和教育について大学四年間で考えていくにあたり、貴重な、非常に価値のある時間でした。お話してくださったお二人はもちろん、企画してくださったhistory for peaceの皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。無駄にせず、未来の子供たちと平和を作ります。
・オンラインで様々な地域に住む方と歴史学習を通して交流できるのは非常に貴重な機会だと思いました。またぜひ参加させていただきたいです。
・今回、蒔田さんのお話を聞きたいと思い参加しました。インドネシアでも、そしてフィリピンや他の多くの国でも慰安婦問題があったことを知り、韓国だけではない話なのだと初めて気付きました。一人一人のお婆さんへの聞き取りは、とてもつらい仕事だったと思います。それを私達へ伝えてくださったことを、感謝します。
・その当時少女だった女性が、その後どのように人生を歩んでいったのか、話を聞くだけでも大変つらく、想像するだけで胸がつかえました。でも、そのような苦しみを抱えて生きている人の側で、少しでも支えられる人になりたいと、改めて自分の思いを確認することができました。
今回の報告は以上となります。
history for peaceでは、今後も本イベントを継続していきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
・オンラインで様々な地域に住む方と歴史学習を通して交流できるのは非常に貴重な機会だと思いました。またぜひ参加させていただきたいです。
・今回、蒔田さんのお話を聞きたいと思い参加しました。インドネシアでも、そしてフィリピンや他の多くの国でも慰安婦問題があったことを知り、韓国だけではない話なのだと初めて気付きました。一人一人のお婆さんへの聞き取りは、とてもつらい仕事だったと思います。それを私達へ伝えてくださったことを、感謝します。
・その当時少女だった女性が、その後どのように人生を歩んでいったのか、話を聞くだけでも大変つらく、想像するだけで胸がつかえました。でも、そのような苦しみを抱えて生きている人の側で、少しでも支えられる人になりたいと、改めて自分の思いを確認することができました。
今回の報告は以上となります。
history for peaceでは、今後も本イベントを継続していきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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