【2018/8/5(日)開催】73年経っても終わらない戦争~空襲被害の人々に、国はどう向き合ったか~

 


本イベントは盛況のうちに終了しました。ご参加・ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

報告記事を8月下旬をめどに公開いたします。


太平洋戦争では、軍人だけではなく多くの民間人も空襲や地上戦に巻き込まれました。

戦後、軍人には手厚い金銭的支援があったものの、空襲などで家族を失い、自らも傷つき、財産を失った多くの民間人に対しては、国からの支援はまったくなかったことをご存知でしょうか。

このような差別はあまりにも理不尽ではないか、そう考えた空襲で被害を受けた人々は、支援を求めて動いてきました。

このイベントでは、支援を求める動きはどのようなものであったのか、裁判の先頭で尽力してきた方々にお話を伺い、そのうえで、私たちには何ができるのかワークショップを通じて考えます。


◆ 開催概要


  • 日時:8月5日(日)13:30~16:40(開場 13:00)
  • 対象:ご関心のある方ならどなたでも(高校生・大学生歓迎)
  • 定員:10名
  • 場所:東京大空襲犠牲者遺族会事務局(東京都墨田区押上1丁目33−4)
  • 参加費:1,000円(大学生以下無料)
  • 主催:history for peace
  • 後援:東京空襲犠牲者遺族会、東京大空襲訴訟元原告と支援者の会

 

◆ 内容


【第一部 東京大空襲および補償のための訴訟・立法活動について】

  • 東京大空襲の概要
  • 東京大空襲被害者に対する補償を求める訴訟と立法活動について
  • 訴訟体験者のお話し


【第二部 ワークショップ】

  • 個人振り返り作業
  • グループディスカッション
    • テーマ:民間人被害者の支援(補償)について、もっと多くの若者が知っていくために自分たちは何ができるか
  • ディスカッション内容の共有
  • 講師による講評


◆ 講師


黒岩 哲彦 弁護士(東京大空襲訴訟原告弁護団・事務局長 )

1953年福岡県生れ。東京弁護士会副会長などを歴任。2006年6月~2008年6月日本弁護士連合会子どもの権利委員会委員長。
空襲被害者の救済にも力を入れ、東京大空襲訴訟原告弁護団・事務局長に。関連する主な著作・論稿に『東京大空襲をめぐって』(自治労労連・地方自治問題研究機構「季刊 自治と分権48号」)、『東京大空襲訴訟・最高裁決定を問う』(共同執筆、日本民主法律家協会「法と民主主義」2013年10月号)、「戦後70年・残される課題―未解決の戦後補償〈2〉」(創史社、2015年7月)などがある。


河合 節子 氏(東京大空襲訴訟元原告と支援者の会)


◆ お申し込み


こちらのフォームよりお申し込みください。


◆ アクセス


会場:東京空襲犠牲者遺族会事務局(東京都墨田区押上1丁目33−4)

交通:京成電鉄・東京都交通局(都営地下鉄)・東京地下鉄(東京メトロ)・東武鉄道 押上(スカイツリー前)駅 より徒歩8分


◆ 資料コーナー

▼リンク

東京大空襲に関する様々なページをご紹介します。

【東京大空襲の概要】


  • 東京大空襲とは?

東京大空襲(2)-2時間で10万人の市民を焼き殺した焼夷弾の大量投下

  • 東京大空襲を起こしたアメリカの戦略・戦術とは?

東京大空襲(1)-大量虐殺の序章:焼夷弾・ルメイ・ドレスデン


【体験談】


  • 東京大空襲は子どもを家族と引き離した

東京大空襲が子どもに与えた影響-ある戦争孤児の体験

  • 東京大空襲に遭遇したある子どもの体験談

東京大空襲から73年-ある体験者の方のお話し


【民間人空襲被害者への支援(補償)】


  • 民間人への戦後補償の全体像

【概要】旧軍人・軍属、民間人被災者の戦後補償-放置される民間人

  • 国による支援を求めて戦い続けた方のお話し

【インタビュー】星野弘さん(東京空襲犠牲者遺族会 会長)-空襲被災者の「戦い」はまだ終わっていない

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